毎年恒例の、京丹後網野「夏の終わりのお座敷ライブ」@守源旅館。
故 島田和夫氏の後を継がせていただき、増田俊郎&游人から増田俊郎ANDとなってからもう3年…
今年は、是非網野で叩いてほしい、と、知り合いのドラマーから、彼が預かっていた島田さんのスネアを託されました。
自分にとっては初のGretsch、型番もわからず早速調べました…
Gretsch G-4166 Chrome Over Brass
(ブラスシェルをクロームコーティングしてある)の6.5インチ、年式は80年代でしょうか?
さて、調整に移るワケですが、細部までチェックした結果、かなり重症。
音も濁ってる( ̄▽ ̄)
シェル全体のサビ
ストレイナー部分の外部圧迫によるシェル凹み
他にボトム側リムの歪み等…
とりあえずはラグ類をすべて外し、シェルを磨く前に、凹みの補正から。
治具(ヒミツ!)を使って少しずつ慎重に補正。
100%は無理ながら、ほぼ補正できました。
ラグの中も掃除&グリスアップ
さ、あとはシェルをひたすら磨く!!
クリーナーは何がしかの研磨剤入りなので使いません。ギタークロスと割り箸と竹串を駆使して磨きまくり…
細かいサビは無理に剥がさない主義。
メンテ後!@網野 守源旅館 大広間
ピカピカです^ ^
リハで叩いてすぐに、いつものRogersと双璧のメイン使用確定しました(笑)
凹み板金処理の成果か?ほぼノーミュートで素晴らしいサウンド!
個人的に感動したのは「ライトニングスローオフ」ストレイナーシステム。
コレ、スナッピーテンションを下げてもタイトさはほぼ変わらず胴鳴りが稼げるんですね。
普段から、胴鳴りを最大限に引き出すためにスナッピーテンションをなるべく下げたいのですが、そうするとルーズになりすぎてザーザー鳴るのが常だったので感動!
今後の増田俊郎ANDでは必ず!他の現場でもどんどん使わせていただきます。
島田さん、ありがとうございます!
託してくれた後藤くん、ありがとう!